しばらく海から離れている間、ブログに何を書こうか考えていた。
そういえば、海以外にも昔から好きなものはたくさんある。
そのひとつが、紅葉だ。
とにかく紅葉が好き
紅葉が好きじゃない日本人は少ないのかもしれないけど、とにかく私は紅葉が好きだ。
銀杏が黄緑から黄色に染まり始める頃は、「バナナみたいだな」とニヤつきながら、その色の変化を楽しむ。
真っ黄色になれば、日の光を浴びて黄金みたいに輝く様をみて興奮する。
そういえば幼い頃、銀杏の黄色い葉っぱを宝物だとたくさん集めて花束のようにした想い出もある。
そして食べる『ぎんなん』も好きだ。
話を戻そう。
桜の紅葉も好き。
じわりじわりとグラデーションのように色が変わったり、葉っぱによって赤、オレンジ、茶、緑が入り混じったり。
本当にきれいだと思う。
そして、モミジ。
モミジは子どもの頃から、手みたいでかわいいという、ちょっと変な理由で好きだった。
緑から赤へ変わっていくグラデーションも美しい。
一軒家の庭にいても、神社やお寺にいても、公園でも庭園でも土手でも。
どこにいても、モミジには不思議な存在感がある。
モミジを育てたい。でも、うまくいかない
そして私は、盆栽も好きだ。
高校生の頃から興味はあったものの、
当然ながら周囲に盆栽に興味を持つ友達などいなかった。
40歳くらいの時、ようやく盆栽展へ行った。
そこで深い感銘を受け、
いつか桜とモミジを自分で育てたい。
と本気で思うようになった。
だから秋になると、公園でモミジの種をせっせと拾ってきては水につけ、
腐らせる。
……みたいなことを何度かやった。
どうも私は、モミジとは相性が悪いのかもしれない。
そう思った私は6年前、モミジではなく「種から育てる盆栽キット」の松を買った。
松は無事に発芽した。
小さな芽が出て、葉も増えて、少しずつ松らしくなっていった。

発芽直後

少し育った頃
小さな芽は、本当にかわいかった。
ただ、こんなに繊細な小さな植物は水加減が難しい。
乾燥させるのも怖いし、かといって水をやりすぎるのも怖い。
ところが、1年半ほど育てても幹はなかなか太くならず、最後は枯れてしまった。
もう少し育った頃の写真も撮っておけばよかったのだけど、
その頃にはなんだか不格好になっていて、写真も残っていない。
結局、1年半ほどで枯らしてしまった。
ごめん。松。
モミジより簡単だと言われる松でもダメだったのだから、私はモミジに手を出してはいけなかったのかもしれない。
それでも僕らは出会ってしまったんだ
そんな過去もすっかり忘れかけてた6年後。
出会ってしまった。
「染付小紋盆栽栽培セット もみじ」
私が購入したのはこちら
▶「染付小紋盆栽栽培セット もみじ」

かわいい。
以前の失敗なんてすっかり忘れて、俄然やる気になった。
購入したのは7月初め。
軽く調べたところ、モミジの種を蒔くなら秋か春がいいらしい。
なるほど。
じゃあ秋口まで寝かせておこう。
そう思って、そのまま3か月弱放置した。
そして秋。
今年は雨ばかりだけど、去年と違って結構涼しい。
長雨も降っているし、もう十分立派な秋だろう。
よし。
いざ、蒔くぞ!
約3か月ぶりにパッケージを開けた。

そして説明書を開いた瞬間、目に飛び込んできたのが、この文字だった。

「もみじは発芽の難易度が高い商品です」
……え。
なんか、いきなり脅しにかかるじゃん(;^_^A
これ、発芽ガチャってやつ?
さらに説明書を読み進める。
すると、モミジの種は蒔く前に、1〜3か月ほど冷蔵庫に入れて冬を疑似体験させる必要があるらしい。
え。
私、秋に蒔こうと思って3か月待ってたんですけど。
ここからさらに1〜3か月待つんですか。
しかも、発芽までにかかる日数は、
1か月〜1年。
……幅がありすぎやしませんか。
さらに真夏と真冬の発芽は避けるように、と書いてある。
ちょっと待って。
発芽まで1か月〜1年も幅があるなら、いつ発芽するのかなんて、こちらにはさっぱり分からない。
これ、発芽ガチャってやつ?

【モミジの種の写真】
こんな小さな種に、完全に翻弄され始めている。
3月発芽を目指してみる
とりあえず計算してみた。
最近は4月や5月でも、急に真夏のような暑さになることがある。
できれば、まだ気候が穏やかな3月頃に発芽してほしい。
もちろん、3月に発芽する保証などどこにもない。
でも、仮に発芽まで最短の1か月だったとして、
1月末頃に種を蒔く
↓
その前に3か月冷蔵庫で寝かせる
↓
10月末頃に冷蔵庫へ入れる
というわけで
7月に買って、秋まで3か月待ったモミジは、
まだ蒔きません。(T_T)
10月末になったら、今度は冷蔵庫へ入れます。
そして1月末頃、ようやく種蒔き予定。
そこから芽が出るまで、
1か月〜1年。
芽が出るのか。
出ないのか。
出るなら、いつなのか。
そして出なかった場合、それが分かるのは約1年後。
長い。
長すぎる。
まあ、いいや。
どうやら私が愛したモミジとの暮らしは、
長く険しい「発芽ガチャ」の旅から始まるようである。
まずは10月末。
冷蔵庫に入れるところから始めます。

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