焚き火に憧れて_WoodWickから始まった『炎沼』

WoodWickのキャンドルで癒し時間

さて、

しばらくダイビングに行けなくなってしまった私は、

海に行きたい。
外に出たい。
遊びたい。

そんな欲のようなフラストレーションが、むくむくと無限に湧き上がっては、今の自分とのギャップにため息をつく日々を送っていた。

外に出られないわけではない。

ただ、やりたいことに身体がついてこない。

気分はまるで、熱を出して学校を休んでいる小学生である。

でも、私が小学生だった頃とは違う。

今の私には、強い味方(?)がいる。

YouTubeとInstagramだ。

これで、今は行けないダイビング欲もかなり満たせる。

もちろん、見れば見るほど余計に行きたくなることもある。

でも、

「いつかこんな海に行ってみたい」

「こんなダイビングもしてみたい」

と、これから先の楽しみや目標も少しずつ増えていった。

ダイビングの次にハマったもの

さて。

ダイビングの話はいったん宝箱にしまっておいて。

ここ数カ月、ダイビングと並行して夢中になって見ている動画がある。

焚き火である。

なんと言いましょうか。

あの、パチパチと火がはぜる音。

揺れる炎。

ただ見ているだけなのに、なんだか癒される。

焚き火の炎だけを延々と流しているYouTubeもあれば、ソロキャンパーたちが、それぞれのやり方で火を起こし、育てていく動画もある。

そして、女性ソロキャンパーたちのなんと楽しそうなこと。

自分の好きなものに囲まれて、好きなものを食べて、好きなものを飲んで、自然の中で過ごす。

なんと贅沢な一人時間の過ごし方なのでしょうか。

おひとり様が大好きな私としては、見ているだけでも疑似体験をしているようで、とても楽しい。

実践ゼロなのに、知識だけ増えていく

とはいえ、私は家の中でぬくぬくと見ているだけである。

下手したらベッドの中で、だらだらと。

焚き火の知識だけが、どんどん増えていく。

薪の種類。
薪の割り方。
薪の組み方。
着火剤。
フェザースティック。
ファイヤースターター。

エトセトラ、エトセトラ。

実践ゼロの50女に、知識だけが蓄積されていく。

丘サーファーならぬ、エアタキビスト。

……だ、ださい。

超絶ださい。

しかし、今の私には体力がなさすぎる。

キャンプどころか、焚き火なんて夢のまた夢。

そう思っていた。

家の中で焚き火ができる?

そんなある日、こんな素敵なものを見つけた。

焚き火の音を楽しみながら愛でる、ろうそく。

WoodWick(ウッドウィック)というキャンドルだ。
木製の芯に火を灯すと、暖炉のようにパチパチと音がするらしい。

何それ。
今の私のためにあるようなものじゃないか。

しかも、いろいろな香りがあるという。

これは気になる。

私はさっそく、近くのショッピングセンターへリサーチに出かけた。

香りには、ちょっとうるさい

唐突だが、私は昔から香りものが好きだ。

そして、好きなぶん、ちょっとうるさい。

紅茶、ハーブティー、アロマオイル、ハンドクリーム、香水。

若い頃から、いろいろな香りを楽しんできた。

一応言っておくと、プンプンさせるような使い方は苦手でござる。

そんなわけで、好きな香りと苦手な香りがかなりはっきりしている。

店頭には20種類ほどのキャンドルが並んでいた。

テスターをひとつずつ、丹念に嗅いでいく。

これかな。

いや、こっちかな。

……。

なんだか分からなくなってきた。

ので、その日は諦めた。

そして後日、また行った。

また嗅いだ。

分からなくなった。

帰った。

これを3〜4回繰り返した。

毎回30分以上、キャンドル売り場で「あれでもない、これでもない」と香りを嗅ぎ続ける。

はたから見たら、ちょっとヤバい人である。

でも、妥協はしたくない。

ようやく選んだ「リネン」

そして、ようやく選んだ。

その店で1番人気なのは「ホワイトティー&ジャスミン」らしいのだが、私が選んだのは「リネン」という香りだった。

本当は「ハース」という大きめのシリーズの方が、より暖炉のような炎と音を楽しめるらしい。

でもチキンな私は、

まずは控えめに始めたい。

なにしろ、キャンドルビギナーなのだ。

シャレオツ女子なら、「お風呂でキャンドル♪」なんてこともやったことがあるのかもしれない。

だが、私はそういう世界とは無縁である。

私にとってキャンドルといえば、幼い頃から何度吹いてもなかなか消すことのできなかった、あのトラウマ。

そう。

バースデーケーキのキャンドル。

それだけである。

そんな私なので、まずは小さめのジャーキャンドルを選んだ。

間接照明のように広がる柔らかな光も好きなので、シェードも一緒に購入した。

初めてキャンドルに火を灯した

さっそく夫がいない日に、部屋を暗くして火を灯してみた。

ちゃんとキャンドルを楽しむのは、これが初めてだ。

なんとなくキャンドルというと
「ロマンティック」なイメージがあって、
私には少しくすぐったい。

結婚式のキャンドルサービスを思い浮かべるからか。

それとも、『美女と野獣』のルミエールが食卓を照らす姿が素敵だったからかもしれない。

女子中学生みたいなことを言ってごめん。

でも、実際に火を灯してみると、これはロマンティックというより、

癒しだった。

暗い部屋の中で、静かに揺らめく炎。

本当に、パチパチと火が燃える音がする。

そして、ふわりと漂う香り。

これは……

なんと贅沢な時間なのだ。

ただ火を見ている。

それだけなのに、なんだか満たされる。

キャンプにも行っていない。

焚き火もしていない。

家の中で、小さなキャンドルに火を灯しただけ。

それなのに私は、すっかり炎に魅了されてしまった。

こうして、

私は「炎沼」に片足を踏み入れてしまったのである。

続く。

たぶん。

今回購入したもの

私が選んだのはWoodWickの「リネン」とシェイド。
初めてなので小さめのジャーキャンドルから始めました。

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この記事を書いた人

はじめまして。
「ハコニワ」を運営している「うにくらげ」です。

50歳をきっかけに「やりたかったことをやってみよう」と思い、ダイビングに挑戦しました。

今では旅や焚き火、植物など、好奇心のおもむくままにあれこれ挑戦しています。

失敗したり、思わぬ方向に脱線したり。
そんな50代の日々を、のんびり綴っています。

「こんな人でもできるなら、私にもできるかも」
そんなふうに思ってもらえたら嬉しいです。

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